2024年1月11日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【145話】「出生前診断⑦」を読みました。
前話の144話では、
春代に新型出生前診断を受けて欲しいと言ったのは姉の千秋でした。
千秋は瑞希がダウン症であることに対して嫌だとは思っていません。
もしも時間を巻き戻しても、また瑞希が生まれてきて欲しいとまで思っていますが、その裏で別の気持ちもあって・・・?
それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【145話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
リエゾン-こどものこころ診療所-145話ネタバレ最新確定
さやま記念総合病院に新型出生前診断の専門外来を増設する案が出た時、茂が千秋と交わした電話の内容が明らかになりました。
増設の理由は、障害のリスクが低いにもかかわらず説明が足りないため中絶されてしまう不幸なケースを少しでも減らすため。
千秋の娘、ダウン症の瑞希を否定するわけではないと茂は強調しますが、それでも千秋は茂が使った“不幸”という言葉が気になっていました。
障害者ではないのに中絶されるのは不幸で、障害者だった場合中絶は正しい。千秋にはそう聞こえてしまったのです。
茂はそうではないと言いますが、その上で障害は不幸だと答えました。
立場上、茂は色々な診療科を回っています。
そこで見た子供たちは、小さな頃から大人でも経験しないような大手術を何度も経験し、苦しんでいます。
そんな子供たちに、生きているだけで幸せだと茂は簡単に口に出来ません。
障害を持った子が不幸なわけではありません。しかし、障害で苦しむことは不幸なのです。
これは医師としての茂の考え方です。
しかし、だからといって中絶を進めるわけではなく、どんな命でも全力で守り、支えていきたい、それが茂の思いでした。
実際、茂は瑞希が生まれた時にたくさん支えてくれました。
だからこそ感じる、個人の考え。もしも今の立場ではない場合、自分の子供に障害が分かったとしたら茂はどうするのか、それを千秋は問いたいのです。
家族であってもずっと弟を否定してきた茂の答えとは・・・?
リエゾン-こどものこころ診療所-145話感想
障害を持つ子供の存在が不幸なのではなく、障害で苦しむことが不幸。新しい考え方です。
たしかに、後から分かる病気の場合、どうしてこうなった、なんでこんな辛い思いをしなければ、と思ってしまいます。
障害を持っている場合、それが当たり前の状態で生きることになるのです。
痛い思いもするし、苦しい思いもします。
更に千秋が感じているように、周りの目や態度で嫌な思いもします。
障害はそれ自体よりもそれに付随する様々なことが辛いのだと分かりました。
リエゾン-こどものこころ診療所-146話考察予想
佐山に対する気持ちと、自分の子供に対する気持ち。茂の中にある複雑な気持ちが次回明らかになりそうです。
仕事をしていく上で時には冷酷にならなければいけません。
しかし、これまでずっと否定してきたことかだからこそ、いきなり掌を返したり、二面性を持って対処するのは難しいですよね。
家族や患者にはとても優しい様子の茂は、この件をきっかけに変わるのでしょうか?
そして実際に春代のお腹の子の障害の有無はどうなのでしょうか?
まとめ
この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【145話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
今の時代にとても重要な問題だと思います。
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