こんにちは。
2023年7月6日発売のモーニングより、アンメット-ある脳外科医の日記-【109話】「エンパワーメント②」を読みました。
前話の108話では、
言語聴覚士の五十嵐が携わるNPOの開所式が開かれ、脳出血からウェルニッケ失語になってしまった富田にも施設のことが伝えられました。
富田は言葉が分からないストレスからデイケアに行かなくなり、日中外にいることへの周りの目も気になり引きこもりがちになっていたのです。
それでは、この記事では、アンメット-ある脳外科医の日記-【109話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
アンメット-ある脳外科医の日記-109話ネタバレ最新確定
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— Achieng🦸🐆survives the VUCA era (@adhyamboo) June 28, 2023
三瓶は開所式の日以外も、五十嵐が関わっている失語症グループのNPO法人施設に通っていました。
そこには富田もおり、他の利用者と共に童謡を歌っています。
その様子を見ている三瓶は、五十嵐にこの施設は失語症のリハビリ主体のプログラムを組んでいるのかと尋ねました。
これから徐々にメニューを増やすと聞いて安心した様子の三瓶ですが、その真意とは・・・？
まだ出来たばかりの施設には、地元新聞の記者も取材に来ています。
記者の桜川は失語症の社会参加をテーマにして取材をしていますが、リハビリの継続が大事だと書きたい桜川に三瓶はとても冷たい態度をとっています。
五十嵐も次に新しいプログラムが始まるからそちらも含めて・・・、と言ってきて桜川はかなりイライラし始めていました。
そして始まったのはグループに分かれての自己紹介。
各テーブルにはボランティアも付き、富田のテーブルはボランティアも含めて3人でした。
まずボランティアから出身地を聞かれた富田ですが、言葉が聞き取れず答えることができません。
するとボランティアは紙に「出身地？」と書いて見せてきます。
理解できた富田が答えるも、今度はその言葉を誰も聞き取れない状態。
するとボランティアは日本地図を取り出し、富田に指を指してもらいました。
これにより、もう1人ともコミュニケーションがとれるようになりました。
桜川は手慣れたボランティアの方に興味が湧きます。
NPOではボランティアの育成もしており、三瓶と川内はお休みを取って養成コースを受講することにしました。
そして様々なタイプの失語症の人に触れた後、桜川から完成した記事が送られて来ましたが、そこに書かれていたことに三瓶は失望してしまい・・・？
アンメット-ある脳外科医の日記-109話感想
桜川の記事に書かれていた「失語症の方たちの居場所づくり」という文章から一目で分かるのは、居場所がないと思われているということです。
前回のシリーズの中で大迫が言っていた「してあげる側」と「してもらう側」という関係性をはっきりと文字で表していて残酷でした。
失語症の方がこの記事を見て、「ここに行けば私にも居場所が!?」と感じる人は少ないでしょう。バカにするな、と感じることの方が多いと予想します。
脳性麻痺や高次機能障害まで行かずとも、円滑なコミュニケーションが取れなくなってしまうだけでここまで社会から切り離されてしまうという現実的は、知れば知るほどつらくなりますが、自分たちも同じことをしているのだろうなと思うと何も言えなくなってしまいます。
アンメット-ある脳外科医の日記-110話考察予想
自身もボランティアとして講習を受けることにした三瓶と川内。
三瓶はこの施設で過ごすうちに、プログラムについてどんどん口出ししていきそうです。
リハビリに注目していた三瓶。
リハビリの継続や、同じくタイプの失語症の人たちでグループを組むという桜川の意見に難色を示していました。
社会参加のことを考えた時、伝えやすい人にだけ伝えるのでは意味がないのです。
伝えにくくても少しでも伝わりやすい方法を見つけ、また自分も理解しやすい方法を見つけるための訓練をする場であってほしいと三瓶は考えているのではないでしょうか？
▷次話！アンメット-ある脳外科医の日記-【110話】はこちらへ
まとめ
この記事では、アンメット-ある脳外科医の日記-【109話】のネタバレと感想＆次話考察予想についてまとめました。
何のための支援なのか、その本質を全員が知ることは難しいのかもしれません。
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