2024年6月6日発売のモーニングより、アンメット-ある脳外科医の日記-【146話】「創発②」を読みました。
前話の145話では、
手術室で倒れた川内は一命をとりとめたものの、記憶の持続時間はどんどん短くなってしまいました。
一か八かにかけて手術すべきだと三瓶は提案するも、川内は日記の中の過去の自分の手術をしない選択を尊重し手術を拒否。そんな中で三瓶までもが過労で倒れてしまいまいます。
三瓶のいない間に、丘陵セントラル病院脳外科では大きな変更が行われていて!?
それでは、この記事では、アンメット-ある脳外科医の日記-【146話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
アンメット-ある脳外科医の日記-146話ネタバレ最新確定
医師不足を理由に関東医大から2人の脳外科医が丘陵セントラル病院に派遣されてきました。
全体的には歓迎ムードですが、現脳外科と救急救命科の表情は重いです。
追加の医師も来たことで、療養に専念するように念を押された三瓶は川内の病室にいました。
川内が手術を拒否する気持ちを認め、それならばとずっと側にいる道を選んだのです。川内もそんな三瓶に寄り添っていました。
その頃、政治的な面でも大きな動きがありました。
医療観光のために丘陵セントラル病院の医師不足がひどくなることを好意的に受け入れられなかった知事ですが、医学部の新卒者を対象に行った関東医大病院への入局希望アンケートの結果を見て表情を明るくさせました。
そして会見にて、医療観光を推進しながら、患者会も納得できる地域医療のおろそかにならない形を実現できると発表しました。
これにより、丘陵セントラル病院内に患者会の本部が置かれるようになりますが、三瓶はこの話を聞いて反対します。
元々影側の人に寄り添いたかった三瓶ですが、今回の変革ではその影が完全に抹消されてしまいます。三瓶が望む医療を行わないための変革でした。
話を聞いた大迫は、以前よりも光と影の境界線があいまいになっているからこそ、三瓶もそれを受け入れなければならないと言いますが、それでも三瓶は反対。
自分が家族を見捨てて光の当たる場所にはいられないからこそ、今回の変革の中に入っていくことはできないのです。
そして三瓶の選択は・・・。
アンメット-ある脳外科医の日記-146話感想
三瓶1人に任せなくてもいい脳外科。聞こえはいいですが、今回実現したのは三瓶がいなくてもいい脳外科です。
大人なのだから自分の考えだけを押し通そうとするなという気持ちは勿論分かります。時には切り捨てなくてはならない存在がでてくるのも仕方がないでしょう。
それでも、日の当たらない人を助けたいと思う三瓶の思いの全てを否定することはしないで欲しいです。理想論だったとしても、頭ごなしに否定されてしまう環境から三瓶が離れたくなるのも仕方がないと思いました。
このまま丘陵セントラル病院を辞めて、本当に川内と2人で過ごすのでしょうか?
アンメット-ある脳外科医の日記-147話考察予想
三瓶が丘陵セントラル病院の脳外科を辞めるとなると、丘陵セントラル病院は荒れます。
2人の医師が派遣されましたが、三瓶が休養ではなく完全に辞めてしまうと、また1人医師が減るのです。それならばまた追加すればいいじゃないか?と簡単に考えがちですが、実は丘陵地域は医師が増えても脳外科医は増えていない実態があります。
小さな変化が大きな体制を作り、相互に影響し合って補完していく創発ですが、今回の場合それを急いだばかりに小さなほころびまで大きくなってしまうのではないかと感じています。
三瓶がいなくなったことで地域医療が破滅してしまったら、正直上はざまあみろと思いますね。
まとめ
この記事では、アンメット-ある脳外科医の日記-【146話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
川内の記憶はもう10分しか持たない状態。にもかかわらず、三瓶のことは信頼している姿にぐっときます。
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