2023年10月19日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【138話】「訪問看護⑥」を読みました。
前話の137話では、
ハルカから入院は嫌だと言われた浅野が、ハルカの両親に入院させることのメリットとデメリットを説明しました。
しかしハルカの両親の気持ちは変わりません。
寄り添おうとしても無理。それはハルカが初めての入院の前に起こした行動が関係していて!?
それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【138話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
リエゾン-こどものこころ診療所-138話ネタバレ最新確定
ハルカの家を後にした川島ですが、車内の浅野の表情はとても重い・・・。
川島は健常者の方が犯罪率が高くても、どうしても精神疾患の患者の行動は周囲の目につくことから、今回のようなことはよくあるのだと浅野に話しています。
浅野が気に病むことはないと言いたいのですが、浅野は母親のことも思い出して自身の無力さを痛感しています。
川島は、新人の際に自信が担当したというある患者の話を始めました。
軽度知的障害で摂食障害、自殺未遂の経験ありの女性患者は、川島が担当した時点で鬱とアルコール依存の治療中でした。
2人の息子がおり、長男は発達障害と強迫性障害持ちの高校生、次男は軽度知的障害からいじめを受け、小2から不登校になっていたと言います。
荒れた家の中に入っても、何からすればいいのか分からず、毎回何も出来なかった川島。
そのまま時間は過ぎて行ったようですが、長男が就職したことで状況は変わり始めたようです。
長男の会社の社長がとてもいい人だったことから、調子もよくなり、収入も安定しました。
それにより家の経済的不安がなくなり、母親の鬱も快方に向かい、家の空気が変わったことで次男もフリースクールに通えるようになりました。
すごくいい感じになっていった家族ですが、実はそこに至るまでにかかった期間は6年。
途方もない時間ですが、それでも川島は訪問看護師を続けることでそんな家族の変化をみられることにやりがいを持っています。
今日回った家のように、自分が役に立てないかもしれない、患者のことを肯定できないかもしれない、親身になっても裏目に出るかもしれない。
それでも川島は誰かに必要とされている、誰かがしなくてはいけないのだと話しました。
どんな事情を抱えていても、訪問看護師を続けられる人は最強なのです。
川島の話を聞いた浅野は、このまま訪問看護師を続けられるのでしょうか・・・？
リエゾン-こどものこころ診療所-138話感想
この作品内では以前、いつも患者から死にたいと相談されていた精神科医が、自分も死にたいと言って辞めていったという話がありました。
精神科医は精神疾患の患者に寄り添う存在であり、時に理不尽な言葉をぶつけられることがあります。
それでも患者のためだと日々向き合っていますが、直接的に攻撃されなくても、相手のネガティブな気持ちを聞いているだけで自分の心が蝕まれていくのです。
精神科の訪問看護師も同じ。川島が言った続けるだけで最強、という言葉は本当にその通りだと思いました。
リエゾン-こどものこころ診療所-139話考察予想
浅野は訪問看護師を続けられるようなので、これからたまに登場しそうですね。佐山クリニックに来る日もあるのでしょうか？
そんな中次回から始まる新シリーズは新型出生前診断（NIPT）に関する内容になります。
さやま記念総合病院の経営方針として、NIPTの導入を検討しているようですが、経営陣が精神科の意思であるこの病院でNIPTを導入するということは、未来の精神科患者を減らそうとしている狙いを見て取れます。
佐山もこの会議に参加しているとしたら絶対に反対しますよね。
患者たちの希望もあると思いますが、どのような経緯で導入されようとしているのか、気になります。
まとめ
この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【138話】のネタバレと感想＆次話考察予想についてまとめました。
誰かにとっては絶対に必要な存在。ですが、誰かがやらなければいけない、というだけで続けられるのはとてもすごい事ですよね。
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